HOME  > 経営ブログ

経営ブログ

2026.06.08

コミュニケーションは手段であって目的ではない

専務取締役 加藤 哲也

社内外問わず、また新卒採用の面接においても、明るくハキハキと話し、周囲と良好な関係を築くのが上手な「コミュニケーション能力が高い人」に出会うことがあります。そのスキルの高さには、私自身しばしば感心させられます。

しかし最近、あることに気がつきました。それは、「コミュニケーション能力が高いこと」と「ビジネスで成果を出すこと」は、必ずしもイコールではないということです。

場を盛り上げるのが上手だったり、誰とでもすぐに仲良くなれたりする。それ自体は間違いなく素晴らしい才能です。
しかし、ビジネスにおけるコミュニケーションは、あくまで何かを成し遂げるための「手段」であり、それ自体が「目的」ではありません。

時に、「楽しく話すこと」や「頻繁に連絡を取り合うこと」自体がゴールになってしまい、そこから得た情報に基づく肝心の「意思決定」や「成果」が後回しになってしまっているケースを見かけることがあります。
お互いに気持ちよく話したけれど、結局「次のアクションは何だっけ?」となってしまっては本末転倒です。

私たちがビジネスにおいて目指すべきなのは、単なる「仲良くなるための会話」ではなく、「成果を生み出すためのコミュニケーション」です。

ここで必要なのは、話の流暢さや愛想の良さだけではありません。

・この会話のゴールは何かを常に意識すること
・互いの認識のズレを最短で埋めること

極端に言えば、多くを語らなくても、一言のチャットで的確に認識が合い、次の行動へ進めるのであれば、それこそが最も質の高いコミュニケーションです。相手の時間を尊重し、最短で成果に向かうことこそが、本当の意味での「コミュ力の高さ」ではないでしょうか。

私たちが関わるチームにおいて、「つながりの深さ」や「風通しの良さ」を構築できれば、それは大きな強みになります。
だからこそ、その高いコミュニケーション能力という武器を、ただの安心感で終わらせず、「最高の成果を出すため」の推進力に変えていきましょう。

このブログをご覧の皆さまと共に、質の高いコミュニケーションを手段に、よりスマートに、より高い価値を生み出していけたら最高ですね。

2026.06.01

初心忘るべからず

代表取締役会長 澤田 知宏

 本日から、新オフィスで営業を開始します。
移転に向けた準備の為、4月からテレワーク主体の勤務体制となり、本日通常出勤をしました。
私の様な怠け者がフルテレワーク勤務にすると「人間失格」になりかねないと強く感じた2か月間でした。
そもそも私は寂しがり屋の性格も相まって、家でじっとしている事が苦手でした。
人と会って話をしたり、何か外部からの情報を得ていなければ不安に陥る訳です。
ところが、人間って楽な方に流されてしまうものなのですね。
毎週の会議に出席する為、重い腰を上げて出社、会合等に参加する為、公共交通手段を利用して街中へ出かける。
もしもこの様に、少々大げさですが追い込まれる、逃げられない状況になければ、面倒くさいからと言って家から一歩も出ない生活になり、体重も増え続ける事になったかも知れません。
現に出かける事が、ちょっと面倒くさいと思い始めていましたし、体重も3Kgほど増えました。体重が増えると良い事はありませんし、歩かなければ一気に足腰が弱って行くのがわかります。
せっかく北海道もこれからとても良い季節になりますので、怠けないで外に出て行く気持ちに戻して行きます。
 「新しい事への挑戦」、危うく忘れるところでした。
新オフィスで初心を忘れず、新たにスタートします。
お近くに来られた際は是非お立ち寄りいただけますと幸いです。
今後とも宜しくお願いします。

2026.05.18

AI時代に求められるエンジニア像

取締役 小林 寛展

昨今のAI技術の発展は、業務の進め方やシステム開発の在り方にも、大きな変化をもたらしています。
特に生成AIの普及により、「調べる」「作成する」「整理する」といった作業の多くが、これまで以上に効率化される時代になりました。
このような環境変化の中で、エンジニアに求められる役割も変化していると感じています。

従来は、「知識量」や「実装スピード」が大きな強みになる場面が多くありました。
しかし、AIが一定レベルのコード生成や情報整理を行えるようになった現在においては、それだけでは差別化が難しくなりつつあります。

では、これからの時代に求められるエンジニアとは、どのような存在でしょうか。

私は、以下の3点が重要になると考えています。

1.本質的な課題を捉える力

 お客さまが抱える課題は、必ずしも言葉通りとは限りません。
 表面的な要望だけではなく、「なぜその要望が出ているのか」を理解し、本質的な課題を見極める力が重要になります。

 AIは情報整理や分析を支援してくれますが、課題の背景を理解し、最適な方向性を導き出すのは人の役割です。

2.周囲を巻き込みながら推進する力

 システム開発は、一人で完結するものではありません。
 お客さま、営業、開発メンバー、協力会社など、多くの関係者と連携しながら進めていく必要があります。

 そのため、技術力に加え、相手の意図を理解し、認識を合わせ、プロジェクトを前に進める力がこれまで以上に重要になります。

3.AIを活用する力

 * 情報収集
 * ドキュメント作成
 * ソースコードレビュー
 * アイデア整理

 など、多くの場面でAIは有効な支援ツールになります。

 重要なのは、「AIを使うこと」そのものではなく、AIを活用して生産性や品質を高めることです。

 AI時代だからこそ、人にしかできない価値がより重要になります。
 技術力はもちろん必要ですが、それに加えて「考える力」「伝える力」「推進する力」を持つエンジニアが、今後さらに活躍していくのではないでしょうか。

 私自身も、変化を前向きに捉え、新しい技術を積極的に取り入れながら、組織としての成長に繋げていきたいと考えています。

2026.05.11

これからどんな世界が待ってるのでしょうか?

相談役 長澤 康夫

 とても古い話からスタートしてすみません。最近の中国のマラソンでロボットが人間の記録をあっさりと破った話題から思い出してしまった話です。

 1970年、初々しい長澤康夫はIBMに入社して営業マンとして勤務していました。当時の売り物は今でいえばサーバーで売値は5億とか10億でした。わかりやすく10億としましょう。その中身はハードが2億であとは基本ソフトが1億、それ以外の7億には利益とメーカーSEが作るアプリケーションコストが入ってました。メーカーがアプリまで作って10億分のビジネスを決着させる役割を果たしていました。したがって当時のメーカーSEはOSからアプリまで全部わからないと務まりませんでしたし、それだけにお客様からの要求は大変厳しいものがありました。

 やがてさすがにそこはメーカーだけでは対応が不可能になってきて一つの産業が発生することになりました。このケースでいうほぼ7億近い市場がのちに一般のソフト会社の人間がやることになってわが社のようなソフト産業が急激に発展していったわけです。現代の我々の生活はこの膨大なソフトエンジニアーの努力によって気づかれていったといってもいいでしょう。この数十年間営業一筋の長澤は、時に厳しいお客様からエンジニアーを守り、自信喪失したエンジニアーを励まし、契約へ向けてエンジニアーのモラルをアップさせて働いてもらい契約をゲットしてきました。

 ところでそんな私の前にAIが現れ、さらにあの奇妙なロボットがマラソンして人間の記録を簡単に破ってる姿をみると、今まで私の気づいてきた営業とSEの浪花節人情路線は何だったんだろうか・・とふと考えさせられました。
まあ現実には自動車の無人運転も実用化となるとそう簡単ではないですから、あっというまにはそう簡単には何もかも変わらないかもしれませんが、この迫りくる時代にどうするか、春の新緑でも見ながら酒でも飲んでじっくり考えていきましょう。

2026.04.27

再度、ピタゴラスの定理

監査役 古川 正志

 例年にない早い春の訪れで、ゴールデンウィークの終盤ごろに咲き出す旭川の桜も4月23日だというのに咲き出しました。4月は、学校では新入生、職場では新人の初々しい姿に出会う頃と思います。

私が大学院を修了し赴いた最初の職場は某高専でしたが、特にいつから出勤して下さいとも言われず、適当に4月1日に赴任しました。辞令の交付があるわけでもなく、その後に今は当たり前の新人研修もありませんでした。事務官にこの部屋に入って下さいと言われたのは、薄汚い強電の実験室で、机がポツンとあるだけ、私の教育・研究の生活はこうして始まりました。

 丁度1年前のブログに、ピタゴラスの定理について書いてありました。私の大学院の数学の先生は応用数学を教えながら「すべてはピタゴラスの定理にある」と話されていたのを再度思い出しました。そこで、再度小学生でもわかるようなピタゴラスの定理の証明を考えました。

 ピタゴラスの定理は、「直角三角形で長辺の長さの2乗は残りのそれぞれの辺の長さの2乗を加えたものに等しい」というものです。直角三角形の最も長い辺をC、残りの辺の長さをそれぞれA、Bとすると↑
    C↑2 = A↑2 + B↑2. (↑2は2乗の計算記号)
です。

 できるだけ小学校の上級生でもわかる証明を考えました。まず、折り紙を用意し、(折り紙がなければ長方形の紙を、短い辺に合わせて三角形に折り、重なった部分を挟みできればいいのです)、以下のような作業をします。

1.正方形の上の辺の右端から適当なところに印をつけます。
2.正方形を反時計回りに回転し、やはり右端から先ほどの辺に点をつけたところと同じ3.長さのところに点をつけます。これをあと2回繰り返します。
4.4つの角を順に隣り合う二つの辺についた印を基に折り返します。そうすると風車のような感じで三角形と重ならない正方形を真ん中に含む正方形を作成できます。

 この折り紙を使って証明します。折り紙の正方形には、4つの直角三角形と真ん中にできた一つの小さな正方形があります。各頂点からそれぞれの辺の右側につけた点まで長さをAとします。そして残りの辺の長さをBとします。また、折り紙で出来上がった全体の正方形の辺の長さをCとします。真ん中の正方形の辺の長さは、直角三角形の長い辺の方をAとすれば、折り紙からA - Bであることがわかります。

 折り紙の大きな正方形の面積をSとすれば、
    S = C・C = C↑2
となります。
 折り上げた直角三角形の4つの合計面積は、一つの面積が(1/2)A・Bですから、4つの三角形の合計をS1とすると
    S1 = 4*(1/2) A・B = 2 A・B
です。真ん中の正方形の面積は一つの辺の長さが三角形に長い辺に一致し、( A - B )ですからこの面積をS2とすれば
    S2 = (A - B)・(A - B)= A↑2 ?2A・B+B↑2
となります。この正方形と先に計算した4つの三角形の面積を合計すると、大きな正方形の面積となりますから
S = S1 + S2
となります。先に求めた値を代入すると
    C↑2 = 2 A・B + A↑2 ?2A・B+B↑2
= A↑2 + B↑2
となり、ピタゴラスの定理が得られます。この証明は折り紙の面積を利用しているので、小学校の上級生でもわかるのではないでしょうか。

経営ブログ著者一覧
澤田 知宏代表取締役会長澤田 知宏
成田 輝満代表取締役社長成田 輝満
加藤 哲也専務取締役加藤 哲也
小林 寛展取締役小林 寛展
古川 正志監査役古川 正志
長澤 康夫相談役長澤 康夫

月別アーカイブ

過去の記事一覧

  • RSS FEED
  • RSS FEED
  • ビジネスパートナー募集