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経営ブログ

2021.11.29

「ポストコロナの世界」

取締役 成田 輝満

毎年、今時期になるとビジネスの1年の振り返りを考えます。
昨年の今時期は、現在の担当案件の立ち上がり時期で、客先がいる東京との
オンライン会議を繰り返していた時期です。
コロナ前であれば週2~3日程度の短期出張を繰り返していましたが、不要
不急の移動は控える時期でした。
そして、当時はポストコロナを語られている時期でもあり、ある程度の制限
はあるにせよ、1年後にはコロナ前に戻れる可能性も示唆されていたと思い
ます。
 そして、1年が経過した今はどうでしょうか。コロナ前に戻れているでし
ょうか。出来る事は増えていますが、まだ、制約のある社会なのだと思いま
す。
 
 1年後はどうなっているのでしょうか。
今の制約のある状況と変わらないでしょう。それがこれからの数年は続くの
だと思います。
 ビジネスとしては、これからは「より人への投資」が求められていくでし
ょう。単に技術スキルを上げるための投資だけではなく、人が社会と上手く
付き合っていくために、会社としても人へ投資出来る事がまだまだ沢山ある
のだと思います。

2021.11.22

ドラマ「トッカイ」

取締役 久末 博昭

 今から25年ほど前に不動産バブルが崩壊して金融業界に大激震が走り, 国が税金を投入して住専を支えたという時代がありました。ずいぶん遠い昔のような気もしますが, 忘れられない時代でした。その後. 大手金融機関が続々倒産し,経済界が不安の中で大きく揺れました。あの時, 人生が変わったと思う方は大勢いるでしょう。私自身も間接的には大きな影響をうけ, .その後の会社員人生が変わってしまいしました。 

 先日WOWOWのドラマ「トッカイ~不良債権特別回収部」を見ましたので,ご紹介したいと思います。このドラマは清武英利のノンフィクションを原作にWOWOWで2021年1月から全12話放映されたものです。

  1996年経営破綻した状宅金融専門会社(住専)の, 不良債権拐回収を目的とした国策会社「住宅金融債権管理機構(住管機構)」に集められた銀行からの出向者や,元住専の社員たちが, 東方社長の「不良債権を一円残らず回収する」という号令の下, バブル経済に踊った怪商, 不動産王, 暴力団ら悪質債務者と対峙して,債権回収に奮闘する努力する姿を描いたドラマです。 

 ドラマの役名は変えていますが,当時の事情をニュース等で知っている人は, この役名はあの人との事だと実際の名前がすぐ浮かんできます。話は勧善懲悪で, 半沢直樹のように善玉,悪玉がはっきりしてわかりやすいのですが, 背景にながれる当時の経済情勢,なぜこうなったかという説明がストーリーとして展開されると, やるせない気持ちに襲われるのはあの時代を生きたからでしょう。 

 印象に残る登場人物は,東方社長役の橋爪功です。東方社長とは中坊社長のことですが, 実に中坊社長の雰囲気,言動を表現しています。80歳を過ぎた橋本が少し背を丸めながら, せかせかと速足で歩き, 大阪弁で部下を叱咤激励する姿は,実際もこんな感じの人だったのだろうと勝手に想像してしまいます。 

 直近20年~30年の間にも社会情勢に大きな影響を与える経済的な事件が数多く発生しました。苦い思い出は忘れたいところですが, 時々こうしたドラマで, なぜあんなことが起きたのだろうと振り返ってみる事が大切ではないでしょうか。

2021.11.15

往生際

代表取締役社長 長澤 康夫

   人間の往生際の悪さは私が最も嫌いとするところなんですが、最近の自分のゴルフ人生ではまさに自己嫌悪という日々が続いています。11月の始めに東京のお客様でパートナー会議がありました。

翌日はゴルフがセットされておりました。さっぽろ人としてはこれが今年の打ち納めということでかなりの覚悟をもって試合に臨みました。その結果は今シーズンのワーストという結果でした。 

 最近の女子プロで好きな古江選手、身長150センチで長い距離でも何気なく打つとグリーンにしっかりと乗せてきます。笑顔でグリーンにきてパターをしっかりと決めて優勝していきます。そんな姿を毎週のテレビ中継で見せられると自分にも簡単にできそうな錯覚に陥ります。 

 実際は素振りをすると体のどこかが痛みますし、本番で打ったボールがよく見えません。ラフにあるボール探しは大変です。グリーン上ではミスパットを繰り返しスコアーはどんどん増加していきます。よく考えてみたら古江選手と私とでは50歳以上の違いがあります。世界が全く違います。ここで一言、ゴルフは健康のため、ラウンド出来るだけでいいのさ・・・なんてまだ言えません。 

 東京の帰りに羽田でゴルフ雑誌を買い千歳に着くまで昨日の敗因分析をする。これから来年の春までに体制を立て直してまた練習をする、新しいクラブに投資してハードウエアーを強力にしようか、ストレッチを毎日やろうか・・・

この一連の潔くない自分は私の真の姿ではありません。自分の実力を冷静に判断してしっかりとこれからのゴルフ人生を歩む、冷静沈着な判断こそ私の真骨頂とでも呼ぶべきものなのでしょう。 

 そこで千歳空港から我が家に向かう時にその結論は出ました。そうだ目標をエージシュートに変えよう。あと20年ぐらい長生きすればいいだけだなんだから。 

 お粗末でした。お後がよろしいようで・・・

 

2021.11.08

パルミターの虫

監査役 古川 正志

もう20数年昔の話になりますが,人工生命(Artificial Life, AL)の研究が盛んになり始めた頃に「パルミターの虫」と呼ばれる技術が現れました.この虫は遺伝子として前進(Forward),後進(Backward),右旋回(Right),左旋回(Left),右前旋回(Right Forward),左前旋回(Light Forward),右後進旋回(Right Backward),左後進旋回(Left Backward)へと移動する8つの行動遺伝子のみを持ちます.ただ,これら8つの行動の中どの行動を選択して移動するかは遺伝子の強さに基づいた確率計算で行います.この確率計算には少し変わった計算を行います.遺伝子の移動の強さを先に述べた4つの行動に対してF,B,R,L,RF,LF,RB,FBとします.例えば,F=1,B=2,R=1,L=3,RF=1,LF=1,RB=2,RB=1とします.このとき各行動の選択確率を

   Forward : 2^F/(2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Backward : 2^B/(2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Right : 2^R/((2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Left : 2^R/((2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

   Right Forward : 2^RF/(2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Left Forward : 2^LF/(2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Right Backward : 2^RB/((2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

      Left Backward : 2^LB/((2^F+2^B+2^R+2^L+ 2^RF+ 2^LF+2^RB+2^LB)

のように計算します(^はべき上計算です).具体的には,前進の確率は

   2^1/(2^1+2^2+2^1+2^3+2^1+2^1+2^2+2^1)

      =2/(2+4+2+8+2+2+4+2)=0.076 (7.6%)

のように計算します.行動はサイコロを振るようにして行動確率で決定します.

 また虫には行動のためのエネルギーを設定します.このエネルギーは行動を1回起こすたびに1エネルギーだけ減少するようにします.初期エネルギーを100に設定すると初期エネルギーのままでは100回の移動しか起こせなくします.

 パルミターの虫の生息する環境として島を設定します.この島には定期的に虫の餌を均等にばら撒きます.例えば10匹の虫に対して100回の行動ごと1000個の餌をばら撒くようにします.虫は先の選択的確率で行動を起こします.選択行動を起こした移動先でたまたま餌に出会うと虫はこの餌を食べるようにしますが,このとき全体の餌の数は一つ減少するようにします.また,餌を採取した虫はエネルギーをある量,例えば2,獲得するようにします.エネルギー量が100であれば102とします.更に,餌を採取した選択行動に対しては,行動の強さを0.1増加するようにします.虫の選択行動の強さが2であれば3にします.もし餌が当たらなければその方向の強さを0.1減少させます.

 こうすると,餌のある方向に移動する行動の強さをもった虫がエネルギーを一番獲得できるようになります.虫の数がいつまでも一定ではつまらないので虫間の生存競争を導入します.虫の生死は虫がエネルギーを一定の量,例えば400になると分裂して2匹になるようにします.エネルギー量が0になると死滅するようにします.同時に虫が分裂するときに行動の強さを2匹の虫が分裂前の虫の半分ずつ分け与えます.それとともに片方の虫には確率的に虫の行動のあるものをデタラメに選択し,選択した行動の強さを+2あるいは-2とします.これは生物界の突然変異に相当します.

 こうして虫の行動のシミュレーションを行います.シミュレーションでは初期の虫の数や餌の数,餌の与える時間間隔,等がパラメータとなります.実際にシミュレーションを行ってみますと,グルグル右回りに回転する虫や長い距離を直進する虫,等の個性をもつ虫が発生してきます.また,パタメータを上手に調整すると虫の数が増加し減少する波のような振動を起こすようになります.このとき餌の数は減少し増加する虫の数を追いかける波のような振動となります.この関係は捕食者と被捕食者の関係として知られています.制御や感染症の世界ではボルテラの方程式の解と呼ばれています.

 コロナ禍でのコロナと人間の関係も捕食者と被捕食者の関係ですから,更に,種々の条件を組み合わせていくことで実際にシミュレーションが可能になるはずです.こうした種々の条件が何かを,あるいは,現実にあうパラメータを見つけ出すことは難しいのですが,可能にする努力によって,コロナの対象法も考えることができるのではないでしょうか.

2021.11.01

コミュニケーション能力の高さって

取締役 加藤 哲也

   コロナ禍によるテレワークの普及で自社業務のみならず発注いただく案件においてもテレワークが多くなりました。そのせいか、日頃から情報交換させていただいている各社様からいただく技術者募集の要件にコミュニケーション能力の高さという条件が更に多くなってきた感があります。

   昔の技術者像といえば、黙々とディスプレイを見てひたすらキーボードを叩き続け、相手の目を見て会話が出来なかろうがそれはそれ、技術的に長けていれば需要があったものですが、時代が変わり技術力だけではアサインできる案件が限られてきているというのが実情です。

  技術者に限らず一般企業の人材採用時に最も重視する要素として、 15年以上も「コミュニケーション能力」が第1位になっているようですが、なぜ長期にわたり求められる能力がかわらないのでしょうか?もしかすると、コミュニケーション能力が問われ始めた15年前と現在ではコミュニケーションの定義が変わってきているのかもしれません。

   コミュニケーション能力の高い人と聞いてどんな人を思い浮かべるでしょうか。コミュニケーションと一言で言っても捉え方は様々ですが、その多くはいかに自分の意思を伝えられるかというところに主眼が置かれてるように思います。果たして、伝えるのが上手ということだけでよいのでしょうか?

   とある文献では、コミュニケーションをキャッチボールとドッチボールに例えて説明していて、キャッチボールもドッチボールも開始準備、相手との同意、適切な距離感を取る、投げる→受けるという一連の流れで成立するものです。しかしその違いは互いに受け取りやすいボールを投げるかどうかというところにあるそうです。無意識のうちに勝ち負けの構造に入ったり攻撃的になったりすると、いつの間にかキャッチボールがドッジボールになってしまうということになります。

   自分自身でもなんだか心当たりがある気がします。

  つまりコミュニケーションは一方向で成立するものではなく伝え、聞き、受け入れ、共有することが重要でその全てが成立しないとコミュニケーションとは言えず、相手のことを考えて行なえければコミュニケーション能力が高いということにはならないようです。

  そう考えると時代が変わって技術が進化しても、コミュニケーションの重要性は変わらない、むしろ益々重要になっていくということでしょう。

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加藤 哲也取締役加藤 哲也
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