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経営ブログ

2023.01.23

子持ちは金持ち

取締役 久末 博昭

 岸田政権は異次元の少子化対策を実行すると発表しました。過去の政権も同じような施策を掲げてきましたが,少子化の波は大きくなる一方で昨年の出生者は77万人となり.とうとう80万人を割ってしまいました。子供手当を少し増額したり,保育園に通いやすくしたりする程度の対策では,効果はほとんどないでしょう。

 私なりに考えた少子化問題のゲームチェンジヤーとなる特効薬を説明します。数年前に新聞記事である大学の先生(名前は忘れました)の説明で,これだと腹に落ちた対策案がありました。その後何年たっても忘れられずに,時々思い出してはやっぱりこれしかないと思う対策案です。 

 話は簡単で政府が将来への投資として,子供が生まれてから18歳になるまで,一人あたり一年間で100万円の子供手当を支給する案です。子供一人に対して18歳まで総額1800万円を支給するというものです。 

 どのくらいのお金が必要なのか試算してみました。18歳までの人口が約1900万人なので,一人100万円支給したとして1年で19兆円となり, この投資を効果が出るまで20年間続けたとして380兆円となります。19兆円はそれなりの費用ですが, 思い切った政治決断があれば可能だと思います。その費用をどのように捻出するか, 国民みんなが考えればよいのです。 

こんな対策案は夢物語でしょうか?

 少子化の最大の原因は, 若者が貧しくて結婚も出来ず,まして子供を産めばますます貧乏になり,子供を育てられる経済力がないと自覚しているからです。子供を産んで育てれば金持ちになれる。なんとか生活していける。若者たちがそう思える環境を生活環境を作ることが一番の解決策です。非正規雇用の若者夫婦が年収200万でも,子供を二人産めば年収400万になるのです。 

  少子化が大問題であることは間違いありません。私のような団塊の世代はいわゆる復員っ子と呼ばれて,国の施策で産めよ増やせの中で生まれてきたわけで, 兄弟が3人~4人の家族はごく普通でした。戦争による国民の減少を補うのが狙いだったのでしょう。

   団塊の世代の親達は子供の将来のために教育に力を注ぎ,自分達の果たせなかった夢を子供に託しました。当時子供は生きていくための希望でした。我々団塊の世代も,親がしてくれた事を真似して子供達を育ててきたつもりです。少子化というのは労働力が減る,経済が伸びないというよりも, 日本人にとって将来の希望が無くなるということです。もう一度子供を育てることが希望だという時代を取り戻すために, 政府は一番大事なところに税金を思い切って投入すべきだと思います。

 

2023.01.16

どうする日本人

代表取締役社長 長澤 康夫

    最近、ニュースをみて一人腹が立っています。

それは物価高の現状が放映されたあと、解説者が偉そうに(?)あとは企業がどれだけ賃上げ出来るかにかかっていますよね・・・今回はユニクロは4割上げるとかなんとか簡単に賃上げが実施されそなニュースを流します。

 ちょっと待って、中小企業はこれからコロナの融資が返済開始されるという時に、どうして給与を革命的に上げれるのでしょうか?

解説者曰く、これからは大企業が下請けに対して発注単価を上げてやって中小企業をサポートしてあげるしかないですよね・・・とくる。

果たして大企業は社員の人件費も上げ、仕入れ単価も上げてやれるだけの力はあるのでしょうか?

 そこでコンサルが、こういう時こそDXで社内の生産性を上げなければと仰る。あるいは社員のリスキリングをやって会社を強くしなければと仰る。政治がそれに対して補助金を出してサポートしましょう。と乗ってくる。最近の定型シナリオがまた語られる。

 しかし現実に賃金がたとえ上がったとしても、防衛費で多分最終的には消費税が上がるはずで庶民の購買力は上昇しないのではないのか。

下手な経営業を20年以上もやってると、どうも悲観論が強くて我ながら面白くない、つまらない現実論者に成り下がってしまいそう。

まあここを打ち破るには、隠しっこなしで出来ることと出来ないことを洗いざらい出して5年後ぐらいの我々の生き様を決めていくしか無いと思いますが皆さん、いかがでしょうか。

 

2023.01.10

懸垂曲線(北朝鮮ミサイル -その1-)

監査役 古川 正志

前回,Jアラートと題して北朝鮮弾道ミサイルの軌道を2次曲線で補完し,ミサイルの打ち上げ速度を計算してみました.弾道ミサイルは懸垂曲線を利用した飛行をすると言われています.特に2次曲線である放物線であることが一般的です.懸垂曲線と呼ばれる所以は紐の両端をもちぶら下げるときにできる形状で,ミサイルの場合はこの曲線を上下反転したことになります.

 ところでCAD(Computer Aided Design)では,2次曲線のみならずもっと高い次元の懸垂曲線が曲線を設計する方法として一般的に使用されています.これらの代表的な曲線はベジェ曲線,B-スプライン曲線,NURBS,等です.これらが懸垂曲線と言われる理由は,台形のような骨組みを作りその骨組みの結節点からぶら下げた紐が作る形状の曲線だからです.イメージとしてはテントの骨組みを作り,骨組みの結節点から紐でテントを吊るしたときにできるテントの形状を想像すると良いと思います.CADでは3次か5次曲線が懸垂曲線で使用されます.

 弾道ミサイルの飛行は2次の懸垂曲線であるので,今回は2次のベジェ曲線で前回同様に北朝鮮が打ち上げたミサイルの打ち上げ速度を計算してみました.

2次のベジェ曲線の骨組みは3点になります.すなわち,地上に2点とそれら2点の中間に鉛筆の先っぽのような点(三角形に頂点)をつくります.今回は少し難しいですがベクトルで曲線を表現することにします.今,地上の1点目を

   P0 = [0 0]

とします.[ ]の中の最初の数値はx座標,2つ目の数値はy座標を表しています.次に鉛筆の先(三角形の頂点)の点を

   P1 = [x1 y1]

とします.最後に地上の2点目の点を

   P2 = [4600 0]

とします.x座とy座標はミサイルが飛行した距離とミサイルの高度を表します.P0はミサイルが発射された地点なので飛行距離0 (km),高度は0 (km)なので[0 0]となります.P2はミサイルが落下した点で飛行距離4600(km),高度は0(km)なので[4600 0]となります.P1はミサイルの軌道を引っ張り上げいる点なのでその点の位置が未知であるため[x1 y1]と書きました.準備ができましたので懸垂曲線のひとつであるベジェ曲線でミサイルの飛行経路を表現しますと以下のようになります.

   P(t) = (1-t)2P0 + 2(1-t)tP1 + t2P2

          = (1-t)2[0 0] + 2(1-t)t[x1 y1] + t2[4600 0]

          = [2(1-t)t・x1+4600t2 2(1-t)t・y1]

ここでtは曲線を表すためのパラメータ(媒介変数)でその値は0~1になります.実際の飛行時間をTで表すと,飛行時間は22(min)でしたからt = T/22と考えることができます.鉛筆の頂点の座標はt = 1/2 でミサイルの飛行距離が落下点距離の半分2300(km),最高高度が1000(km)であることを利用して得られます.上の式にt = 1/2を代入すると

   [2300 1000] = [2・(1-1/2)・(1/2)x1+4600・(1/4)  2・(1-1/2)・(1/2)y1]

となります.これから

   (1/2)x1+(1/4)・4600 = 2300

   (1/2)y1 = 1000

を得ます.この式からx1とy1を求めると

   [x1 y1] = [2300 2000]

として曲線を吊り下げる鉛筆の頂点座標が得られます.

これからミサイルの懸垂曲線は高度2000(km)から吊り下げた曲線であることがわかり,その式は以下のようになります.

   P(t) = (1-t)2P0 + 2(1-t)tP1 + t2P2

          = (1-t)2[0 0] + 2(1-t)t[2300 2000] + t2[4600 0]]

          =[4600(1-t)t + 4600t2 4000(1-t)t]

          =[4600t 4000(1-t)t]

ここで初速を計算してみます.実際の時間はT=22tですから

   dT = 22dt

が得られます.上の式を時間で微分すると速度が得られますから,

   dP(t)/dT = dP(t)/22dt

         =(1/22)dP(t)/dt

         =(1/22)[4600 4000(1-2t)]

となります.打ち出しの時はT=0ですからt=0をこれに代入すると

   dP(0)/dT =(1/22)[4600 4000]

     =[209.09 181.18] (km)

となります.初速度vは√{(dx(0)/dT)2 + (dy(0)/dT)2}で計算できるので

   v0 = √ 209.092) + 181.82)

        =277.03 (km)

        =4617.9 (m/sec)

        =13.59 mach

となります.これはJアラートで計算した時とほぼ同じ結果になります.ひとつの問題に対して回答プロセスがひとつでないことが面白いとは思いませんか.

2023.01.04

新年を迎えて

取締役 加藤 哲也

あけましておめでとうございます。
昨年中は大変お世話になりました。
本年も何卒宜しくお願い申し上げます。

数年前まで弊社にとって厳しい時期が続いておりましたが、おかげさまでここ数年は技術者需要の高まりやお客様のDXへの取り組みの活発化などで比較的好調に推移して参りました。
しかし、今は比較的好調でも数年後までこのまま好調を継続できるのか考えた場合には必ずしもそうではなく、景気動向や社会情勢など不安な要素は少なくありません。
2023年はそういった先を見据えての準備の年にしていかなければならないと考えています。
安定性を確保しつつ新たなビジネスモデルを構築するために何が必要かを考え、これまでの成功に囚われずに取捨選択をしながら前に進んでいけたらと思います。

このブログをご覧にいただいている皆様にとりまして素晴らしき年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

2022.12.26

「次の世代に残していくもの」

取締役 成田 輝満

今年最後の役員ブログなので、経営視点を入れてみます。

当社の事業形態(ソフトウェア開発)から考えると人材育成は事業運営の中
でも非常に優先順位の高い取組みです。

それも画一的な育成ではなく適材適所に応じた育成方針にしていく必要があ
ります。
例えば、
 ・総合的にバランスを取るかじ取りに長ける人材であったり、
 ・ある技術分野に造詣のあるスキルを持つ人、
 ・若手の指導育成が得意な人、
 ・メンタルヘルスケアの理解とその取組みであったり、
 ・営業センスを持った総合技術職の人、
等々

入社したての頃はソフトウェア開発のイロハから始り、本人の意向と適正を
見合いながらの長い道筋となる人材育成となっていきます。
この人材育成の中身は時代とともに物事の本質や優先順位が変わっていくの
で、答えの無い中で最善を求めなければなりません。

私が次の世代に残すものは、このような人材育成の事業運営を仕組化として
としていくための基盤作りなのだと思っています。

皆さんは次の世代に何を残しますか。
知り得る課題を残したままでしょうか。

希望を繋げる未来に関わっていく事への思いで2022年を締めます。

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