皆さん北海道上士幌のバルーンフェスティバルってご存じでしょうか。
気球の競技を含めたイベントが開催されています。
今年で５１回目だそうですが、初めて行って来ました。
気球の準備、膨らませ方から始まり、バーナーで空気を温めて浮かせていく様子を見る事が出来ました。
競技はあらかじめ設定されたターゲット（決められた場所）に向かい飛んで行き、気球からマーカーを落として、なるべく近くに落とせたチームが勝つ様ですが、気球には自分で進む方向を変える仕組みはなく、風任せになるそうです。まさに「風をよむ」競技です。
　何種類かの競技スタイルはある様ですが、基本はマーカーをターゲットの近くに落とす事の様です。
　当日の風をよんで、選手たちはそれぞれが飛び立つ位置（場所）を決めるそうです、空の高さによって多少風向きが違うらしいのですが、浮かんだら上空の風向きをよみ、行きたい方向に向かって吹いている風のある高さにバーナーで空気を温めたり、止めて冷やしたりで上下させてターゲットに近づけるのがパイロットの腕だそうです。
デジタル化が進んでいるこの時代に、いたってアナログ的な仕組みの気球はシンプルそのものでした。
　今回はあまり天候が良くなくて、風が強すぎたり、雲で視界が悪かったりした為にほとんどの競技は中止になっていましたが、近くで見ると想像以上に大きくて迫力があります。
　夜には３０機ほどの気球を地上に並べて、一斉にバーナーで火を入れると気球がオレンジ色に光るバルーングローと言う（大きなランタンの様）イベントが開催され感動しました。
　https://hbf.jp/event.php　※上士幌バルーンフェスティバルＨＰ（参）
　その壮大な光とは対照的に「はぐれ蛍」が１匹、近くの草に止まり緑の光を細々と点滅していたのが何とも愛おしい輝きで風情を感じました。