８回目の執筆となりました。
我が家では子供たちが色々な生き物を飼っていました。
昆虫から始まり、両生類、爬虫類、鳥類、魚類、哺乳類、あらゆる生き物を飼っていましたが、一番長生きして家族の様に暮らしていた飼い犬が先月亡くなりました。
「ペットロス」と言う言葉がありますが、今まで傍にいた犬がいない事で、何か物足りなさを感じ、ポッカリと心に空洞が出来た様な感じがしばらくしていました。
また、かっこ良く言えば、命の尊さ、大切さを子供たちに解ってもらう為にもペットを飼う事を許して来ましたが、犬の最後を看取ったのは結局、我々（夫婦）でした。
　生き物を飼う事の大変さを理解して、そしてその命を終えるまで責任を持つ必要がある訳ですが、長女が小学校に入学した頃にペットショップで出会い、１７年と８カ月（人間だと高校生、犬の年齢を人間に換算すると８６歳くらい）一緒に暮らして来ました。
　泊りがけで出かける時は必ず連れて行きましたし、勿論、キャンプにも一緒に行きました。そして夜はいつも私の足元で寝ておりましたので、常に一緒にいる家族でした。
　体調を崩して病院に連れて行くと「この子は・・・」とか「お父さん、しっかり押さえていて・・・」とか声をかけられて、「私の子供ではないけど・・・」とその時は思っておりましたが、「ペット」ではなくて、やはり「家族」だったと今更ながらに感じております。
　人同士であれば絶対に年齢を越される事はない訳ですが、いつの間にか歳を越され、自分よりも先に亡くなってしまう事を頭では理解していましたが、心で受け止めるには時間が必要でした。
　皆さんは何か飼われていますでしょうか？
飼われている方は、勿論そうはされていると思いますが。より一層、一緒の時間を大切にお過ごしいただけますと幸いです。
私は、もう飼う事はないと言い聞かせていますが、ペットショップで、あの「つぶらな瞳」を見ると、つい連れて帰りたくなってしまいますね・・・。