先月釧路のアイスホッケープロチームひがし北海道クレインズが、債権者となる選手・監督らにより第三者破産を申し立てられるというニュースを目にしました。
給与遅配や元職員の横領等があり、負債は約2億円と言われています。
私自身は、苫小牧出身で小学校から大学までアイスホッケーを続けて、今も50歳以上のオールドタイマーで現役、指導者としてもアイスホッケーに携わっています。
アイスホッケーはマイナースポーツで以前から実業団チームの廃部や今回と同じようなチーム存続の危機を幾度となく見てきましたので、またかという思いでこのニュースを非常に寂しい思いで見ています。
新会社が設立され選手や監督は新会社への移籍を希望して新規にアジアリーグへの参画を希望していますが、アジアリーグは中立の立場として、新規参画チームの加入を否定していないものの、現在の加盟チームであるひがし北海道クレインズの除名は考えていないようです。
スポーツビジネス(プロチームの経営)は簡単なものではないとは思います。
しかしスポーツという言葉がついていますが、ビジネスはビジネス、企業経営の基本は変わらないはずです。
収支の計画を立てて、それを実行し、利益を上げるに尽きます。
新旧どちらの企業でこのプロチームが運営されることになるのか行く末はわかりませんけれども、しっかりとした利益構造を構築して、選手が安心してプレー出来てそれに見合う対価をもらい、ファンはその姿を見て応援し楽しむ。
長年アイスホッケーに関わってきた者としては、ただただファンや選手の為にこの問題が早期に解決して欲しいと思いますし、しっかりとした企業経営の下で継続的に安定した運営がなされていくことを切に願う一方で、私自身も経営に携わる者としての責任をあらためて認識したニュースでした。