プロジェクトは上手く行ったり、いかなかったりで必ず山・谷があります。
上手くいっていないという事は、品質や期間が計画と乖離しているので、事象から原因を分析
して、対策を図ります。課題分析が真の原因に到達しないケースもありますが、それでも見える
事象は明らかなので、対策に結びついていきます。
実は、上手くいっている時、または、上手く完了した時の評価が難しいと思っています。
「なぜ、上手くいったのか?」
失敗する時は大きな要因は少なく、細部の課題の積み重ねによって、大きな課題に発展する
ケースが多いようです。おそらく、上手くいっているプロジェクトのリーダーやメンバーは細部への取
組みに対して正しい行動が出来ていたのでしょう。
最近では「心理的安全性」という言葉で括られる範囲かも知れませんが、会社独自のカル
チャーを考えると心理的安全性だけで説明がつかないようです。
一昨年から評価制度の見直しを継続しています。昨年は技術評価の偏重にならないように
行動特性に着目した評価項目に取り組みました。改めて評価制度を考えるとベースは個人で
すが、会社の評価項目として社会性がある事が重要なのだとも気づいた次第です。