日本は四季に恵まれ全国に風光明媚な場所もたくさんあり、その風情ある景色の事を古の日本人は「花鳥風月」と表現しました。
さて、新年度も始まり、気が付けばもうすぐゴールデンウイーク、新社会人の皆さんはもう緊張もほぐれてきたころでしょうか。
当社も4名の新入社員を迎えて、現在は社外の研修を受講してもらっています。
今年度新社会人となられた皆さんは、学生時代のほとんどをコロナ禍の影響下で過ごして、対面でのコミュニケーションの機会が少なく、アルバイトも出来ず、学業においてもレポートの提出が多かったりと、これまでの学生とは違った経験値のもとに新社会人となった訳です。
これまで新社会人を経験している先輩社員でさえも、社会の荒波にもまれ、IT業界の独特の風土や難解性に打ちひしがれ心を痛めた人は少なくありません。
10年ほど前まで私も技術者だったことはこのブログでも何度か申し上げてきましたが、割と神経が図太い私でさえも残業続きの毎日や炎上プロジェクトなどのプレッシャーに多少なりとも身も心も疲弊してしまうことが何度もありました。
そんな時には、仕事の事だけに気持ちが行きがちで日々の業務中はもちろん業務終了後も、休日でさえも仕事のことに心を奪われそうになったものです。
身も心も疲弊した時の私の対処法のキーワードこそ「花鳥風月」です。
出勤や退勤の際のわずかな時間に季節の移ろいに目を向け、青空や雲、星や月、公園の木々や遠くに見える藻岩山などの山並みを見て季節を感じることで気持ちを切り替えるようにしています。
これからの季節は5月病という言葉もある通り、会社生活に何かと負担を感じることもあるかもしれませんが是非「花鳥風月」に目を向けてはいかがでしょうか。
新社会人の皆さんのご活躍をお祈り申し上げます。