今回は,少し私の住む旭川市の話題を書きます.
9月23日頃の朝日新聞に旭川市のバス会社旭川電気軌道バスが1963年製造の3軸バス「MR430」を復元したとの記事が掲載されました.この3軸バスは前方に軸が2本(タイヤが4本)で後方に軸が1本で現在のバスより1m社長が長いロングバスです.少し調べましたが,ロングバスはこの頃のラッシュアワー解消のために開発されたとありました.私は旭川生まれの旭川育ちなのでなんとなくこのバスに記憶があります.というのもこのバスの窓が平行四辺形の独特の形をしていたからです.10月下旬以降に乗客を乗せて走る計画とありましたので,是非,乗ってみたいと思います.ところで現在3軸バスはほとんどないのですが,重量配分の理由で2階建バスはほとんどが3軸バスであることを知りました.
かって,旭川市ではトラムネットワークがあり,電車が旭川市内を走っていました.子供の頃の私の家はこの路面電車の停留所の前にありました.私の家の前を走る電車は旭川駅から護国神社を経て今の自衛隊北門に至る路線でした.多分,第7師団のための路線であったのではと推測します.冬になるとささら電車が走り.ささらの竹串のようなものが除雪のたびに電車のレール近辺に落ちていましたので,それを拾い集めた記憶があります.また,夏のお祭りには花電車が走っていました.子供の時に近所の友達と電車のレール上に釘をおき,真っ平らなキノコのような釘を作った思い出もあります.車の増加とともに市内電車は1956年に廃止となりバスに転換されました.私は小学校2年生でしたが,その時に路面電車がバスに転換されたことを作文に書いた記憶がなんとなく残っています.函館など路面電車の残っている街に行くと,多少不便ではあるけど路面電車が残っていれば観光面には貢献したのではないかとつい思ってしまいます.
話は変わりますが,9月末から11月位までの旭川は快晴の日は朝だけ霧の街です.旭川市は盆地で大陸性気候のため朝晩の気温差が大きく,市内の中心部に石狩川とそれに合流する3本の大きな川があるため霧が発生するのではないかと推測しています.今日は9月の末ですが,朝の5時半ごろには視界100mほどの霧が発生していました.この霧を見ると「あぁー.今日は快晴だ」と思います.