ラジオ体操のお仲間が今朝嬉しそうに、自分の孫が明日の埼玉の決勝で甲子園が決まりそうだ、そわそわしてどうしたらいいだろうか、孫が甲子園に参加出来たら生涯の宝物を手に入れたと同じ事、

長澤さん、どうしたらいい？

 　隣にいた人が、いやいや俺の母校の北海高校が円山球場で18対0で負けた、しかも俺は円山にわざわざ応援に来た日だ、なんと悲しいよね。 

　高校野球の地方予選、全国から選手を集めている常連校もあれば、旭川東のように決勝は50年ぶりでしかもまだ甲子園の壁は今回も破れずに終わった受験校もある。

高校野球の地方予選は青春ドラマのドキュメンタリー版で実に面白い。

 　私の青春ドラマは釜石南高柔道部、2年生までしか在籍していなかったのでいつも先輩の応援担当、忘れもしない盛岡工業との対戦、わが3年生の選手は5人全員が一本負け、あまりに見事な負け方で拍子抜け、ところが負けた先輩がやり場のない気持ちを我々後輩に八つ当たり、正座2時間の説教が始まり全員に焼のビンタ、この体育会の不条理さに大学に行ったら絶対体育会には入らないと決心、結果的には混声合唱団で青春を過ごし、今年金婚式となった妻と出会った。

　あの高体連の惨敗が今の私を作ったかもしれない。下手に先輩が強くて上位に上がっていったら大学でも柔道をやる運命になって、耳がつぶれていたかもしれない。その意味で甲子園は全国の若者の人生をどう変えていくのか、

いいですね、まさに青春ですね。