ついこの間まで大量の雪が残っていたかと思えば、もう街中の雪は消え例年より早く桜前線が札幌にも訪れようとしています。
この原稿が掲載される頃にはもう開花宣下されているかもしれませんね。
このように季節の移り変わりが早いと身体も心もついていくのが大変なものです。
私達の業界もここ数年で大きな変革の波が訪れており、その波を見極めて乗るのかやり過ごすのかの判断を企業も技術者も迫られているところです。
技術者は、これまで主流であった言語のJavaでプログラミングできますということが特別ではなくなり、他の言語のスキルが求められるようになっています。
更に開発ツールやコミュニケーションツールの知識や経験もより一層求められてきています。
一方でユーザーの開発内製化の流れでローコードやノーコード、RPAを活用したシステム開発も加速していくことになるでしょう。
いわゆるコードを書くという技術ですら特別ではなくなり、それを業務の主体にしているプログラマーの需要は減っていく可能性もあります。
そうなると上流工程が重要視され、コミュニケーション能力が高くユーザーの要求を形にしていける技術者の需要が高くなっていくと思われます。
技術者自身が進めべき方向性を見出していくことは容易ではありません。
企業が変革の波を見極めて、どのような方向性で教育を進め技術者を育成し、案件を確保していくのか、その方向性によりその企業と技術者に春が訪れるのか否かが決まっていくような予感がします。