人間の往生際の悪さは私が最も嫌いとするところなんですが、最近の自分のゴルフ人生ではまさに自己嫌悪という日々が続いています。11月の始めに東京のお客様でパートナー会議がありました。
翌日はゴルフがセットされておりました。さっぽろ人としてはこれが今年の打ち納めということでかなりの覚悟をもって試合に臨みました。その結果は今シーズンのワーストという結果でした。
最近の女子プロで好きな古江選手、身長150センチで長い距離でも何気なく打つとグリーンにしっかりと乗せてきます。笑顔でグリーンにきてパターをしっかりと決めて優勝していきます。そんな姿を毎週のテレビ中継で見せられると自分にも簡単にできそうな錯覚に陥ります。
実際は素振りをすると体のどこかが痛みますし、本番で打ったボールがよく見えません。ラフにあるボール探しは大変です。グリーン上ではミスパットを繰り返しスコアーはどんどん増加していきます。よく考えてみたら古江選手と私とでは50歳以上の違いがあります。世界が全く違います。ここで一言、ゴルフは健康のため、ラウンド出来るだけでいいのさ・・・なんてまだ言えません。
東京の帰りに羽田でゴルフ雑誌を買い千歳に着くまで昨日の敗因分析をする。これから来年の春までに体制を立て直してまた練習をする、新しいクラブに投資してハードウエアーを強力にしようか、ストレッチを毎日やろうか・・・
この一連の潔くない自分は私の真の姿ではありません。自分の実力を冷静に判断してしっかりとこれからのゴルフ人生を歩む、冷静沈着な判断こそ私の真骨頂とでも呼ぶべきものなのでしょう。
そこで千歳空港から我が家に向かう時にその結論は出ました。そうだ目標をエージシュートに変えよう。あと20年ぐらい長生きすればいいだけだなんだから。
お粗末でした。お後がよろしいようで・・・