6月に入り札幌も新緑が爽やかに色づき過ごしやすい季節がやってきました。
先日とある冊子で『人生は運と縁と依怙贔屓(えこひいき)』という言葉を目にしてなるほどと思いました。
私も齢五十を超え、それなりに経験を重ね、多少の苦労もして、何度か手痛い目にもあった人生経験の中で運や縁を強く感じたことがあります。
人は運の良し悪し、縁の有無を口にすることがありますが、私の場合はネガティブな経験をした時に自分の運の悪さを感じ、それを助けてくれる人の登場に縁を感じることが多かったように思います。
このように運や縁を口にしたり感じたりすることは多いけれど、大人になってから依怙贔屓という言葉ははそう日常で口にすることは無いでしょう。
しかもポジティブに使われることはほとんどといって良いくらいありません。
そもそも依怙贔屓とは?
「特に一方に心を傾け公平でないこと。また、好きな方にだけ心を寄せ、肩入れすること。」
とあるので、やっぱりポジティブには使われないようです。
なのに、『人生は依怙贔屓』・・・なかなか面白い。
思うに依怙贔屓という言葉のチョイスはともかく、自分が意識するしないに関らず可愛がられる人間であることが重要なのだと思います。
いつもニコニコしていたり、柔和な表情をしていることや、聞き上手であったり、話し上手だけど余計なことを言わないだったり。
いい意味で人たらしになれば可愛がられ、縁により人脈が広がり、人脈により幸運が舞い込んでくるのかも知れません。
そんなことを考えつつ、札幌の初夏を明るい気持ちで過ごしていきたい。