桜の開花も始まり、北海道にも例年より少し早めの春がやってきました。
春になれば何か楽しいことがありそうなどと気持ちが高揚してきて期待が高まります。
そんな期待感とは似ていても少し違うニュアンスで、
「何か楽しいことないかなぁ」と
割とつまらない時や、退屈なときに誰もが一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
皆さんの考える楽しいこと、楽しいときはどのような状況ですか?
先日読んだ本の中で、子供の頃は楽しいとよく笑うので、そのうちに「笑えること」が「楽しいこと」になってしまい、大人になってもそれを探すようになるとありました。
しかし、人生では往々にして、笑えることを探しても一向に人生が楽しくならない、むしろむなしくなる一方だったりする訳です。
人生とまでいかなくても、ビジネスの世界やスポーツの世界に置き換えて考えても同じようなことが言えるのではないかと。
物事を楽しんでいる人がいつも笑っているかというとそうではなくて、笑えるときが必ずしも楽しいときではないし、笑っていないときでも楽しいときはある。
仕事に夢中になっている人はしかめっ面をしながらも楽しんでいたり、スポーツで目標に向かって努力している人は辛い練習をしながらも楽しんでいたりするということを考えればわかり易いと思います。
つまり、何かに夢中になってするからこそ手に入れられる感情が「楽しい」ということです。
もう既に新しい環境で、新社会人として過ごされている方も多いと思います。
ともすればやるべきことばかりに追われて楽しくない、やり甲斐がないなどと感じている方も既に出てきているかもしれません。
私自身はどうかというと、仕事は楽しいとか楽しくないとか、やり甲斐があるとかないとかに関らずやるべきこととしてここまでやってきました。
それでも楽しくないよりは楽しい方が良いでしょうし、やるべきことをやりたいことに変えていくのはそう容易いことではありませんが、やるべきことの中に小さな楽しみを見つけて、やりたいことに少しずつ変えていけたら仕事も「楽しいこと」に思える日が来るかもしれませんね。
新社会人となった皆様の1年が充実したものでありますように。