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経営ブログ

2020.12.10

勘違い

代表取締役社長 長澤 康夫

私事ですが2年前に胸腺腫という病気で手術をしました。胸腺というのは胸骨の裏側にあって成長期には白血球を作って菌と戦い、いずれ大人になると単なる脂肪組織に変化するものなんだそうです。私の場合はそこに腫瘍ができたというわけです。大きさが7センチにもなっていたので胸骨をバッサリ真二つに切って腫瘍を取り出したということで,6時間にもわたる手術でした。

 それから半年ごとに血液検査とCTで検診です。人によっては20万人から100万人に一人の確率の病気で非常に珍しいといわれています。11月に4回目の半年検診が札幌医大でありました。毎回異常なしの結果なので何の心配も持たずお医者さんの診察室に入っていきました。

 そこで本題です。もう4回目の半年検診なので異常なければこれにて半年検診は終了、せめて1年に1回ぐらいの頻度かあるいは2年かいずれにしても変わるだろうと勝手に決め込んでました。ニコニコしながら先生からどういう発言が出るか楽しみにしてると、「長澤さん、これは5年から10年での再発ケースがある病気ですので、半年検診は10年継続します。従ってあと8年はやりますのでそのおつもりで・・・」

 帰りに歩きながら家内が「あと8年ていうけどもう80歳超しちゃよね」私が「ホントそれまで生きてるかどうかなあ?」確かに今回で半年検診おわりだと勝手に決めつけた自分たちが悪いのですが、勘違いの人生とはこんなもんですかね。
まあ酒でも飲んで生きていくしかないね、マッタク。

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