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経営ブログ

2020.02.20

プレミアムフライデー

代表取締役社長 長澤 康夫

経産省が推進している「プレミアムフライデー」とやらは、毎月の月末の金曜日は
15時に仕事をやめて遊んだり、家庭サービスしたりしましょう、という運動なんだそうですが
果たして結果は全然メジャーなものにはなりませんでしたね。最近は働き方改革とかで
他にもいろんな政策が出てきますが私の個人の見解ですがヒット策は無いような気がします。

 その原因はいろいろあると思いますが、私が若い社員と付き合ってみてもっとも理解出来ない
事の一つはゲーム社会にあります。もともと私はパチンコやら競馬やらいわゆる賭事などを
やらない人間ですのでますますなんですが、休みに何やってたの?、なんて質問すると「ゲーム」
という返事には驚きます。でも考えたら我々だって麻雀を徹夜でやってたわけなんで似たような
もんなんでしょうが、でもまたまた馬鹿な事をしてしまった4人の若者がリアルに存在してました
から、一人でネット上の誰かと対戦しているバーチャルな現代風とは大違いでしょう。


 会社を15時に終わって職場の皆と居酒屋でもどうですか、なんていうプレミアムフライデーの
発想は多分古い人の発想なんでしょう。自分がかかわりたいときだけ参加して、自由でいたい
時はあくまでフリーでいたい、というのが肝のような気がします。

 インターネットが世に出てきた時、なんか良くわかんないけどビジネスを変えるものなんだろうな、
とは思いましたが、個人の価値観までこんなに影響するものとは思っていませんでした。

まずは名前を名乗ってから意見を言うように教育された我々は、名前を名乗らずに何でも言える
世の中、名乗らないことのそう快感、自分がどんな人間にでも変化出来るスリル・・・そんな危険
に満ちた、危うい社会を楽しむだけのスキルを果たして我々は身につけることが出来るでしょうか?

 先日、地下鉄の隣の席でお母さんに抱っこされた赤ちゃんが一生懸命スマホを操作してました。
ああ、この子たちの時代は我々の発想を超えたすごい時代が来るんだろうなあ、と思わず爺の
顔になってました。

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