2月はいつもあっという間に過ぎていく印象がありますが、考えてみれば受験だったり，年度末が迫ったり、冬の終わりと、春の開始とが複雑に入り混じって、とても短く感じてしまうということなんでしょうかね。

　　　さて先週は東京に出張してきましたが、そこでちょっと私にとっては不思議な光景に出くわせてきました。それはｽﾏﾎを観ている人の半分以上がﾏｽｸをしていることでした。風邪の予防というよりはなにか流行とでもいうか、電車の乗客の半分以上、しかも若者はほとんどﾏｽｸをしていました。札幌の電車で観察してみたらﾏｽｸの割合は少なかったので、東京の空気がよほど悪いのか、それとも最先端のはやりなのか、昭和生まれでﾏｽｸをするとメガネが曇るオジサンにとってはいささか異様な光景でした。

　　　お客様が大宮にいらっしゃるので大宮のﾎﾃﾙに宿泊しましたが、帰りには羽田に行かないで新幹線で北海道まで帰れる時代が3月には到来することを連想してちょっとうれしくなりました。もちろん函館から札幌までは従来線なんでﾋﾞｼﾞﾈｽですぐに利用することはないんでしょうが、札幌まで新幹線が延びるまでの貴重な一歩を踏み出した、ということで大変価値ある開業ではないかと思います。

　　　しかし南はもう鹿児島まで新幹線が走ってるのに、200万都市の札幌にはあと10数年かけないとつながらない、いくら明治維新で薩長に破れた北国でもこの政治力の弱さはいかんともしがたいものなんだよな、なんて嘆かないことにしましょう。まあ経済的には日本の４％ぐらいしかないわけですから，いい空気を吸って、美味しいものを食べて、住みたい奴だけが北海道に住んで、ﾏｽｸ無しで電車に乗って、健康寿命を延ばしておきましょう。そのうち札幌のﾎｰﾑにあの新幹線がご入場になることでしょうから。