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経営ブログ

2014.08.04

真夏の悪夢

代表取締役社長 長澤 康夫

自分の恥を晒すことになるのですが、こんな社員がでてきました。
多くの会社では兼業を禁止しているはずです。わが社も就業規則にもちろん明記されています。
でもその社員は5年前に自分の会社を設立、とりあえず友人に社長をさせてスタートしましたが、4年前からは堂々と
自分が社長に就任、しかもその会社の業種はソフト会社、まさに同業ということで兼業禁止ルール違反そのものでした。
すべてがわかった時にはその社員への怒りの前に、それに気がつかなかったわが身が情けなさなかったのではありますが、
しかし世の中には悪い奴がいるものです。すぐに退社してもらいましたが会社のルールなんていう問題ではなく、「人の道」
に反する事件で私にとっては真夏の悪夢となりました。

 そういえば十数年前にある事件があって老練な弁護士さんに相談にいった時の話なんですが、「社長、この世は狐と狸の
化かし合い、騙された方が負けなんですよ」と開口一番に説教されたのを思い出しました。性善説のお人好し社長、危機管理
不在の経営者としてその弁護士さんにはかなりのアマちゃんにみえたのでしょう。自分のサラリーマン時代には大企業の社員として
すべての行動が社内ルールでがんじがらめの管理下に置かれ、日頃はその不自由さに不満を言いながらも、結局のところ
危機管理がしっかりとなされていたことがあの弁護士さんのおかげであらためて思い知らされました。

 それにしてもたとえこの世は狐と狸・・・かもしれませんが、せめて家族や友人や社員とはそんな関係であってはとても寂しいことです。
特にゼロからスタートしたわが社にとって、社員一人一人がかけがえのない財産です。もっと会社を強くして待遇を改善し、社員の満足度をわずかでも上げていきたいと毎日思っているわけですが、それがまたすんなりといかない現実の厳しさに腹立たしさを
覚えながらもとにかく前を向いて何とか進んでいくしかないんでしょう。

 
 最後にこの世に狐と狸しかいないとしたらなんですが、自分の体型からすると私は狸に分類されるかと思います。そういえば
学生時代から何となく敵対するのは狐顔の奴でして、柔道でのライバルは狐みたいな姑息な手を使うやつでした。
どこかに仏様のような人がいて喧嘩両成敗してくれそうなもんですが、なかなかそんな都合のいい人はいません。
いっそのこと究極のアクションプランで自分がいつも狐に騙されるのなら、この際大幅ダイエットして自分が狐顔にでもなってやるかな
なんて思うのはやっぱりアマちゃんの発想いうことになりますね。スミマセン、老練弁護士先生!!!

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