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経営ブログ

2014.05.26

運動会

代表取締役社長 長澤 康夫

 運動会シーズンでふと昔を思い出しました。子供のころの私の運動会は苦痛以外の何物でもありませんでした。今年もまた徒競争で最下位争いをする自分を思うと子供ながら鈍足に生まれたことが可哀想でなりませんでした。逆に普段、勉強ができなくてもリレーの選手に選ばれた友達はスターのように輝いてみえてしまうから不思議でした。

 高校時代に体型の関係で柔道部に勧誘されました。みんなあんこ型が多いので鈍足でも勤まると思ってました。しかし稽古の開始はまずはグラウンド5周から始まり、最後の直線ダッシュで敗れた下位3人はもう一周のノルマが課せられていました。友情の厚い同期でも最後のダッシュになると人を押しのけて下位3人にはならぬとばかり人間の醜さまる出しとなりました。もちろん私は追加の一周は当然のように回ってました。

 人より先に走ることに慣れていない自分は東京の大学生になっても、通学の山手線ではあとから乗車して席にも座ることなく満員電車で汗をかいてもがいていました。サラリーマンになっても同期の連中がひと足早く偉くなるのに、いつもちょっと遅れて昇進していきました。

 人間には何か生まれついての運命があるような気がします。もしあの運動会でいつも人より早くゴールしてたら、その後の人生も他人よりなんでも早く進まないと気が済まないような性格になってしまって、常に競争心あふれる、負けん気の強い人生を送っていたかもしれません。それと運動会でおふくろが作ってくれた「おはぎ」が大好物でした。いまダイエットに苦心してるのもあの頃からの神の定めかもしれません。

 運動会からとんだ運命論を展開してしまいまして申し訳けありませんでした。

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