峠ではそろそろ冬タイヤが必要、というニュースが流れてくる季節になりました。一方日本の南のほうでは大型台風が連続して押し寄せてきています。秋になって太平洋高気圧の勢力が弱まってくると、北からは寒気団が、南からは台風が本土上陸となって攻めてきます。でもこのごろはいつもながらの風物詩といって済まされないほど犠牲になる方が多く、何ともコメントしがたい状況になっていますね。
 
　話題が急に変わりますが、秋はまたススキノのお店の周年記念の案内が結構集中する時期とも言えるかと思います。昔の景気のいい頃は秋の今頃に開店しておいて年末商戦で売り上げをどーんとあげる意図があったようです。いずれにしてもこの不景気の時期でも何十年も店を継続できてる経営者の方には敬意を表するしかありません。
 
　継続は力なり、なんてよく言ったものです。私は会社経営まだ１１年しかありませんので、オーナー経営者を長年続けていらっしゃる先輩の皆さんを拝見すると、もう無条件に頭が下がります。その時代、お客様、社員、運不運、タイミング・・いろんな要素が絡まってそれぞれの会社には筆舌には尽くしがたい歴史があると思われます。
 
　先日、若い社員が突然会社を辞めたいといってきました。ここまで育てたので心から残念でした。彼を退社に追い込んだのは何だったろうと真剣に考えました。そこで尊敬するオーナー経営者に愚痴りました。「長澤さん、私なんか仲人までやった社員にも辞められてるぐらいだから、そんなセンチメンタリズムなんかすぐに捨てなさい」と一喝されました。要するに自分が作ってきた会社はまだまだ魅力不足、「育てた社員が辞める筈が無い」、なんて思う気持ちが経営者としての勘違い、謙虚に自分の会社の実力を反省して、一歩下がって客観的に評価して、こつこつと冷静になって作りあげていくしかないないんだよ、ということでした。
 
　最近、ゴルフでは謙虚になってスコアーを落としてますが、日常生活にも謙虚さを失っていたということでした。反省・・・・