65歳にもなりますと、知り合いの先輩は70台に突入し、身近な後輩は還暦を迎えてきます。なあ~だ、もう皆一緒じゃないの、昔は年齢が5歳も離れていたら上下関係には厳しいものがあったような気がしますが、今や皆同じ、シニアー世代というお仲間ということになってしまいます。
シニアーライフの話題は、孫の話題はなくなって、病気自慢や薬自慢(?)へと変化し、ゴルフの衰えと早朝の散歩開始がますます早くなっていく・・・そんな話題が中心となってきます。そんな中で先月札幌であった北海道マラソンに昔の会社の同僚が参加して、その晩の打ち上げで一杯飲むことになりました。40キロを5時間という制限の北海道マラソンは参加は誰でもいいというわけではないので、結構きついレースのうちに入るそうですが、彼はさらに世界5大マラソン(ボストン、シカゴ、ニューヨーク、ベルリン、ロンドン)のうち4つを制覇してあとはロンドンを残すのみという状況だそうです。日本各地のマラソン大会や世界の有名レースへの参加計画を自分で立て、旅行の手配なども自分でやりだすと結構毎日忙しい時間となるとのこと、大変楽しい話でした。
さらに進むとあの81歳の高倉健、さすがに昔とは顔は違いますが、でもあのジャンパーの着こなしはさすが俳優と感心しました。いま腱さんと同じ格好を自分がしたらどんな風に映るのでしょうか?さぞかし単なる庭の掃除でもしているおじさんとしか見えないことでしょう。ご本人はかなりストイックな生活のようではありますが、70歳を超えてもう終わりだなんて弱気になっている先輩諸氏には元気出しなさいとカツをいれたくなりました。
NHKののど自慢に出てくる80代や90台のお年寄りのお元気なこと、65歳から20年先の自分を想像すると全く予測ができませんが、せめて北海道新幹線に試乗ぐらいしてみたいもんです。待てよ、自分が85歳になると、諸先輩方は90歳、後輩も80歳・・・恐ろしい・・・高倉健は106歳。