最近は元上司とか元お客様とかいずれにしても70歳前後のご高齢の皆様とゴルフをする機会が結構増えてきました。かくいう私も64歳の立派な高齢者ではありますが、やはり先輩の皆さんの年齢のとり方にはいろいろ参考になるところがあります。サラリ-マン時代の上下関係にどうしても固執する方、逆にまったく昔とは違って新境地を開かれてさわやかに振舞われる方、一挙に老けた方、逆にいつまでも若々しい方・・・まあいろいろな方々が人生の年輪と老い方についてヒントを与えてくださいます。
俗説ですが自分たちが子供の頃に感じていた年齢と、いざ自分がその歳になったときのギャップは10歳といわれているようです。つまり70歳になって自分が感じる元気度は60歳、つまり64歳の私などはまだ54歳ということになるわけでして、まだまだ現役と若ぶるのも無理からぬことと思うわけです。確かに自分が子供の頃、70歳の爺様といえばもうヨレヨレの雰囲気でしたからこの俗説は案外正しいかも知れま
せん。
最近自分の人生の始末の仕方なんていう本が出ていますが、私はまだ早すぎる議論だとおもいます。自分自身を綺麗に始末することを考える前に、もっと社会に貢献したり若者に夢を与えたり、やることがたくさんあるのではないかと生意気ながら思うときがあります。でもゴルフ場でティーショットの落下地点が昔よりかなり前に落ちてくる現実をみせられると、あれおかしいなあ、やっぱり歳なのかなあ・・・なんて思う自分も確かに存在しているわけですが。
とりあえずある先輩の一言、「長澤さん、俺のゴルフのベストは67歳だったぞ」という言葉を信じてまた明日から悪戦苦行のラウンドに立ち向かう勇姿、勘違いだとか往生際が悪いとか言われようが男ナガサワは一人毅然として旅立っていきます。でもまたゴルフの帰りの車中では首をひねりながらナンカおかしいなあとつぶやきながら運転しているんでしょうね、多分。