最近のニュースは中東のいわゆる・・ネット革命・・のことが盛んに報道されています。ついにネットが政権を倒す時代になりました。昔、インターネットをうまく活用したビジネスモデルを・・e-BUSINESS・・といいます、なんて営業マンとしてお客様に説明していた自分が実にのんびりした良き時代にみえてしまうくらい、最近のネットの影響力は巨大になってきました。
もうひとつメディア、特にテレビの政治への影響力も大きくなって最近ちょっと気になる時があります。メディアについて書かれた本を読みましたら、とにかく二つのものを対立させるシナリオ、郵政改革に賛成か反対か、政治主導か官僚主導か、親小沢か反小沢か・・視聴率を上げるには必ず二極対立を作り、世論を煽ることがポイントなんだそうです。中東の革命のニュースをみると、各国共通して言論弾圧のすさまじさがあります。逆に戦後生まれの日本人としてはいかにこの言論の自由さに慣れすぎてしまってるか、中東のニュースをみればみるほど言論の自由の大事さをあらためて思い起こします。
しかし自由に意見を言えるはずの日本人は実はメディアの視聴率戦争のために、二極対立のドラマを毎日みせられては、さああなたはどちらを支持しますか?と迫られ、結果として支持率の上下で一喜一憂する・・・言論弾圧はされていませんが、ある種の思考停止をせまられているのではないか、と感じてしまう今日この頃です。
私自身はネットで育った人生ではなく、赤提灯の安酒でいろんなことを学ばされてきましたのであまりネット社会を語る資格はないわけですが、ネットとメディアについてふと感じたことをブログに書いてみました。